web悠果堂美術館通信(51)
本日(9/28)新規作品11点をアップしました。
初登場の作家として、陶城、伊藤北斗、北村賀善の作品があります。
「陶城」は村田亀水先生の父親で、このホームページには「壽九」銘の作品がアップしてありますが、
先生の話によると「陶城」、「壽九」の2つの名前で作品を発表していたとのことです。
この方は早くにお亡くなりになったので、現存する作品はあまり見かけませんが、
何かの折に私が見つけて亀水ご夫妻に差し上げると、お二人がとても喜んでいた姿がまざまざと思い浮かびます。
生前一度だけ個展をやり、その際発表した作品(染付花瓶と赤絵の鉢)が「壽九」銘のページに掲載してありますので、
是非とも御高覧下さい。
亀水先生は、記憶では18歳の時に父親と死別し、兄弟もまだ幼く随分苦労したようですが、
苦労話がその口から吐かれたことは私の記憶にはありません。
また、北村賀善は、このサイトにある北村和皇の兄に当たる人で、どちらも名工・北村和善のご子息だと思います。
北村和皇さんは隣町に住んでいたので、何度か訪問したことがありますが、
茶陶の名工で特にろくろの技が巧みでしたが、昨年京都にお帰りになりました。
元気でご活躍のことと思います。
その他私の好きな清水卯一、内田泰秀などの作品があります。
ごゆっくりご覧ください。
↓鉄釉花入
この形はもっと背が高い方がスマートだが、
「繋ぎ」で作るのが面倒になって一本挽きした。
その分背が低くて不恰好だ。