web悠果堂美術館通信(26)
本日、金重陶陽、藤原啓、山本陶秀、中村六郎、山本雄一、初代と4代松田華山などの備前焼の巨匠、並びに11代三輪休雪、鈴木蔵の秀逸作品、
辻清明、小野寺玄などの作品、加えて石黒宗磨の「アメ釉 壺」などをアップしました。
公開作品の数も1100点を超えました。
やきものはその美しさを実感するにはやはり現物を目の前において眺め、
かつ手にとってその量感や質感を肌で感じなければ体感できないものです。
写真ではどうしても「隔靴掻痒」感は否めませんが、半分くらいはその美しさが伝わるとは思います。
さて、『web悠果堂美術館』には人間国宝を超える「無冠の帝王」といえる近代陶芸の巨匠たち、
板谷波山、加藤唐九郎、河井寛次郎、加守田章二、北大路魯山人の日本陶芸のビッグファイブが掲載されていません。
理由はいたって簡単でこの5人の作家の逸品は非常に高額で、足を棒にして探しても私が購入できる値段で手放すコレクターが皆無だからです。
私にやきものの美しさを教えてくれたA氏いわく、「食費を削ってもいいやきものが欲しい」のですが、
これらビッグファイブの作品は「食費を削った」程度ではとても贖えません。
私の収入で購入できるチャンスを待ち、何とか掲載できるようが頑張ります。
↓釣窯釉花瓶
鉄分の少ない土を使ったので紫色に発色しなかった。
個人的には悪くはないと思うのだが、釣窯とは言えないだろう。