web悠果堂美術館通信(32)
本日(6/15)新規作品8点をアップしました。
新しい作家で松田百合子、高橋紘を加え、その他清水卯一、熊倉順吉(2)、村田亀水(2)、楠部彌一がございます。
楠部彌一の作品はこの作家にはまれな大壺で昭和15年の作品です。
どうぞご高覧下さい。
少しづつアップして来て掲載数が1270点になりました。
この中で村田亀水先生の作品数が断トツの313点になります。
先生は今年90歳になり、数年前から作品を作らなくなっていますが、市場にはまだまだ私の見たことが無い作品があると思っています。
ここ数年は殆ど「数物」にしか出会えませんが、亀水作品を蒐集することは私のライフワークと考えておりますので、
見つからないということが先への希望や励みにもなっています。
どうぞじっくりと亀水作品をご覧ください。「やきものは畢竟、品格」という言葉がご理解いただけると確信します。
↓黒茶碗
この色は抹茶の緑に映えるだろうか。
知り合いの茶人によると、茶碗の良し悪しは畢竟使いやすさ、お茶の飲みやすさとのこと。
一方、志野の巨匠・加藤唐九郎の話では(本で読んだのだが)、茶碗は少し飲みにくいくらいがちょうどいいとのこと。
どちらにしても茶碗を作り始めて感じることは、あまり飲みやすさを狙うと何となく安っぽくなるということだ。
自作の茶碗を幾つか「飯椀」として使ってみたらその使いやすさにひどく差があることに気付いた。
なるほど茶碗作りもこだわるほどに奥深い。