web悠果堂美術館通信(16)
本日、30の新規作品をアップしました。
人間国宝の13代今泉今右衛門、近藤悠三、吉田美統、清水卯一をはじめ、
鈴木三成、若尾利貞の定番に加え、篠田儀一、備前焼では藤原建、各見政峰、中村六郎、前嶋五一郎などをアップしました。
「その他」のファイルに入れました青瓷の作品は、おそらく明時代以降の「可窯」の写しと思われます。
「幻の可窯」と言われる本歌の青瓷作品は世界中に数点あるだけ(北京と台北の故宮博物院)と言われますが、窯跡もいまだはっきりしない状態です。
それゆえ「幻」と言われる所以ですが、今回の作品は後世の人がこの窯の作品に憧れそれを写したものと思われます。
「玉壺春」と言われる作品には、後世の写しとはいえ日本の作品には見られない微妙なバランスやカーブが見て取れるのではないでしょうか。
日本の「鶴首」と言われる作品と微妙に異なるバランスは、民族の美意識の違いでしょうか。
ご高覧下さい。
↓日本的な形の「梅瓶」は好きなフォルムのひとつでよく作る。
今回のこれは、肩をもう少し張らせれば良かったとか、
腰から下をもう少し細くすれば良かったとか反省が多い。
前回の梅瓶(アップ済)よりうまく作れたとは思えないからもの作りは奥が深い。
昨日よりも今日が必ず進歩している訳ではないから繰り返続けるしかないが・・。