氷山の一角(置き場を求めて)
作ったやきものの置き場にはずいぶんと悩まされる。
花生や瓶を作るのが好きだから、湯呑みやカップ、皿ほどさばけないという事情もある。
それでも少しでも上達したいから作り続ける。
その結果、写真のように置き場を求めて、空いたスペースに強引に進出する。困ったものだ。
←実家の玄関先。大皿は江戸後期の古伊万里。初めての人はこの光景を見て訝しい顔をする。
←実家の応接間は私のろくろ場になり、応接机は作品の置き場になってしまった。収穫用の箱の中には小
さいものを新聞紙で包んで収納。
←実家の車庫。土間に置いてもいいのだが、要らないテーブルがあったので。
←会社の裏の置き場。埃と蜘蛛の巣に覆われているが、あげる際に洗うときれいになって気分がいい。
←ベランダ。猫2匹の運動場でよく割ってくれる。先週も割られた。
←気に入ったものは玄関への階段に並べてある。来客が気に入って持っていくものがあるので、
時々補充する。一段作品が写っていないのは誰かに貰われていったから。
これからも置き場を求めて苦労は続くのだろう。
これらとて氷山の一角。工房は本来材料を置く大棚が作品で満杯で、材料が床の上という逆の状態。