web悠果堂美術館通信(69)
7/20に新規作品11点をアップしました。
人間国宝の三代・徳田八十吉、三浦小平二、荒川豊蔵、島岡達三の作品をはじめ、河井寛次郎、
林正太郎、松田百合子、加賀月華、力石俊二、筒井廣明(2点)の逸品揃いです。
筒井廣明先生の「青白磁星形深鉢」は、先生から「静岡陶芸美術館」に寄贈いただいた大作で、
ロサンゼルスのカウンティン美術館(郡立美術館)買い上げ作品の姉妹作で、圧倒的な存在感のある作品です。
私個人は作家の葆光彩磁を高く評価し、館蔵品も葆光彩磁が多いのですが、寄贈いただいた青白磁を見るとまた別格の存在感があります。
なお、美術館のカフェ・コーナーでは近日中に筒井廣明先生の天目茶碗で抹茶がお楽しみいただけます。
今回アップした作品はそれぞれの作家の個性や特徴がよく現れた逸品ばかりです。
ぜひご高覧ください。
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刷毛目四角花入れ
これらは試作品だが白化粧と生地の発色のコントラストが弱い。
生地の部分が黒くなるつもりだったが、焼いてみたら生地の鉄分が不足していたようだ。
化粧土は貰い物だから、材料が無くなったらこの手のものは作らないかもしれない。