web悠果堂美術館通信(64)
静岡陶芸美術館の開館により、新規作品のアップは徐々に美術館のHPに移行していく予定ですが、
なかなか用事が山積して思うようにはかどっていません。
まだHPができていない状態ですので、しばらくはこちらでの発信になりそうです。
よって、今回の新規作品のアップはこちらのほうで行います。
10/11と10/16に川瀬忍、鈴木三成の青瓷作品をはじめ新規作品25点をアップしました。
ぜひご高覧ください。
さて、
スタッフの努力のかいがあり徐々にではありますが、来館者が増えてきています。
何よりうれしいことは、来館者の皆さまが「よかった」「落ち着いた」とおっしゃってくれることです。
私たちが目指す美術館への道のりはまだまだ遠いのが現実ですが、
非日常のゆったりした豊かな時間を提供できればと思っています。
ぜひご来館ください。
建物と庭と作品を三位一体で楽しんでいただけたら幸いです。
また今週から喫茶コーナーを「茶房・龍泉」と名付け、喫茶のみのお客様にもご利用いただけるようにしました。
抹茶(人間国宝の茶碗を使用)やコーヒー(有名作家のコーヒーカップを使用)の評判が良く、
何度か飲みたいというお客さんに入館料を免除することがいいと考えた結果です。
茶房からも十分作品が見られるから少しつらいのですが・・。
「龍泉」とはもちろんかの有名な名称で、名付けた私も赤面しますが、
建物の真ん中の池(実際は水深10cmに満たない水たまり)にちなんで付けたことにしています。
葛飾北斎の「富士越しの龍」のように、ここから富士山を越すような夢が羽ばたけばいいのですが。
↓まだ出来立ての庭
若い庭師が真夏の暑い中、一生懸命植樹し、
枯れるのを心配して毎日、毎晩水やりをやったおかげで
1本も枯れることなく根付いたようだ。
時間がたてば風情も出てくるだろう。
寒くない日には来館者に外でコーヒーでも飲んでもらおうと思っている。
来館者の一人がこの美術館は空気がおいしいとおしゃったことが大きな励みになっている。